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2008年8月12日 (火)

日雇い派遣とナイフと児ポ法と…

まあとにかく次の国会は規制だらけである。

まずは派遣問題だが、日雇いで働いている人達の意見ってどうなんだろう?
日雇い原則禁止にしたって企業が雇用の門戸を閉ざしてしまえば
その日の生活すらままならない人だって当然増えるだろう。
かといって、日雇いや派遣のままで満足のいく収入があるかといえば
必ずしもそうとは言えない。
満足な収入が無ければ消費を抑えざるをえない。
消費が抑えられれば当然経済も停滞・衰退する。
経済が衰退すれば企業もリストラや雇用抑制をしないと経営が立ち行かなくなる。
完全な悪循環じゃないか。
こういうときこそ国の手腕をみせるべきところなんだろうけど
あの無策っぷりをみる限りじゃ期待のしようがない。
日雇い派遣禁止したって生活困難になる人増えるだけだし、
企業側も雇用の門戸を開いてくれる保証なんて無い。
なんか今の政府は何もしない方が国民生活延命できそうな気がする。

次はダガーナイフ規制問題。
ダガーナイフなんて正直マスコミも奇妙なネーミングセンスだが、
便宜上、今回はダガーナイフと表記することにする。

はっきりいってただのスケープゴートで、これを規制することによって
通り魔事件を始めとする殺傷事件が減ることは絶対に無い。
断言してもいい。
きっかけになった秋葉原の殺傷事件は犯人の勝手な思い込みと、
いつ切られるか分からない派遣という不安定な状況、
そこから這い上がれない無限地獄に似た状況に絶望し、
さらにはネットの住人にさえ相手にされなかったと思い込んだ結果、
あの事件を起こしたと云われている。
つまり、問題の根本が全く違うものを規制したところで
何の気休めにすらならないどころか、本来事件とは関係ないはずの愛好家や
ダガーナイフと同一形状のナイフを仕事で使っている人達が
一方的に不利益を被ることになる。
結局多くの人を不幸にして終わるだけの規制になってしまうのである。

ひとつ気になるのが、ただのスケープゴートで尚且つ
ただ人を不幸にして終わるだけの規制だと分かっていて
何故法規制しようとしているのかということ。
最近の規制に共通することなのだが、国や警察が作成する法案は
必ず何か裏の目的があるような感じがする。
だいぶ昔に噂で聞いた官僚統制国家思想ってマジなのか?
有り得ないと思いたいが。

そして最後に児童ポルノ単純所持問題に関して。

上のダガーナイフ規制問題と似通った部分が多いが
最大の問題はやはり全国民がある日突然性犯罪者にされる可能性があるということだろう。
法律の条文が曖昧なのに対して適用規模が半端じゃない。
家にある自分や自分の子供が写ったアルバムすら危険になる可能性がある。
その中にもし一枚でも衣服の全て、又は一部を身につけていない写真があったら?
もしインターネットの掲示板等を閲覧中に児童ポルノ画像のリンクをクリックしてしまったら?
何気なく自分の子供が産湯に浸かっている写真や、
プールに入っている写真を添付してメールを送ったら?
知らずにウイルス(確かMELPONとか言ったか?)に感染していて
勝手に児童ポルノ画像を収集されていたら?
(ちなみにウイルス対策ソフトを導入していてもウイルスに感染することがある。
発見、駆除・削除は可能だが、100%ブロックは出来ない。
ユーザー自身がデータを取り込んだ場合は手動検索しないと発見できない)
こういった冤罪に巻き込まれる危険性が非常に多く、
尚且つ危険性に対し国民の安全の保証がまったく無いことなど
問題の多すぎる法案である。

俺もネットやり始めてから7〜8年になるが、
その間に何度か児童ポルノに該当する画像を見たことがある。
日常的にサイト巡回しているなかで遭遇する場合が殆どで
例えば画像掲示板はどこに貼られているか分からないため、
いくつも表示された画像の中に稀に混じっていたり
通常のリンクは、余程あからさまなURL以外は開いて見ることがある。
そんな中に児童ポルノがあって尚且つこの法案が既に施行されていたら
俺も性犯罪者にされていただろう。
なんせ、PCにはキャッシュという
ダウンロードしたデータを一時保存(保存期間はデフォルトで2週間前後)する領域があるから
すぐ画面を閉じたとしてもPC上には保存されているのだ。
これだけで単純所持は成立する。
この辺はある程度ネットやってる人ならば覚えがあるんじゃなかろうか?

さらには日本ユニセフ(くどいようだが国連UNICEFに非ず)や
エクパット東京などは相変わらず漫画やアニメなどの絵の規制を訴え続けている。
こんな要求まで通ってしまってはドラえもんやドラゴンボールの単行本持ってたら単純所持で逮捕が
冗談の類ではなくなってしまう。
なんせ紙に描かれた線なんだから、描き手によって
絵柄なんて千差万別だ。
年齢なんて所詮設定に過ぎないし戸籍も無ければ当然人権も存在しない。
つまり誰の人権も侵害していないしポルノに括ることすらそもそもの間違い。
そもそもその手の雑誌は成人指定されて販売規制されているのに、
それと実在する子供とどう関係があるのか不明。
論理的に煮詰めれば簡単に矛盾点が出てくるというのに
子供の為という錦の御旗を掲げれば全てがまかり通ると思っているのだろうか?
本当に子供の為を思うなら規制に反対する人達の声にも耳を傾け
共に解決策を模索していくべきだろうに。
しかし、今もってそういうことは行われていない。
それどこれか内閣府からマスコミ、果ては例の毎日waiwai変態記事に至るまで
印象操作や捏造まで行って規制を推し進めようとしている。

本当に子供の為を思っているのならこうはならないはずなのだが。

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