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2006年4月 7日 (金)

蠢く規制派@警察庁

やはりきたかという感じ。

警察庁が子どもを守る研究会、ネットなどの弊害探る

 インターネットやゲームで暴力や性に関する情報があふれている現状に対し、
警察庁は6日、これらの情報が子供に与える弊害や、情報から子供を守るための
規制のあり方を検討する研究会を設置することを決めた。

 研究会は少年問題、心理学、教育、経営、情報、
メディアなど幅広い分野の有識者で構成する。
子供を性の対象にするアニメや、ネット上の暴力に関する情報、
ゲームへの依存などについて幅広く検討する。

 10日に第1回会合を開き、今夏にも中間報告をまとめる。
警察庁は「ネット、DVD、ゲーム、雑誌などのバーチャル社会が
子供に与える弊害に対する 共通認識を持ち、問題を提起していきたい」
と話している。

(ソース元=:NIKKEI NET)

既に結論ありきであることは太字の部分を見てもらえば分かるだろう。
つまり、結論にハクをつけるために『有識者サマ』を呼ぼうというのだ。
しかも、この有識者サマの名前を聞いてさらに呆れた。

インターネットや雑誌、ゲームなどの仮想現実(バーチャル)社会を通じて、
子供が性や暴力に関する情報に簡単に接し悪影響を受けている可能性があるとして、
警察庁は六日、「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」
を設置することを決めた。十日に初会合を開く。
同庁生活安全局に事務局を置き、ジャーナリストの江川紹子さんや
京都医療少年院の精神科医、 岡田尊司氏、
首都大学東京の前田雅英・都市教養学部長ら心理学、教育、法律の専門家ら
十五人が委員を務める。

今後、月一回程度の会合を持ち、子供の性を対象とするアニメ
▽ネットに氾濫(はんらん)する性・暴力情報
▽子供のネット、ゲーム依存-などの問題について検討、
第一線のアニメ製作者らをゲストスピーカーに招いて意見を聞くなどして、
今夏をめどに論点を整理して問題提起する方針という。

討議内容のうち、アニメについては、
児童買春・ポルノ処罰法の規制対象外となっている現状の是非なども論点とする。
ネット、携帯電話などの有害情報については、将来的な規制のあり方も検討。
専門家の間でも意見が分かれるコンピューターゲームの子供への影響についても、
論点を明らかにした上で対応策を打ち出す。
(ソース元:Yahoo!ニュース@産経新聞)

呼ばれる有識者が既に規制派だらけなのである。
これは規制のための理由作りであって、影響の有無を調査するものではないことは
警察庁の会見や、有識者の名前からして明らかだ。
そして、結論は『一定の影響は否定できない』とし、
法規制のための法案作成に入るだろう。
すべてがデキレースだ。
思えば『子供守る』を錦の御旗に掲げ、あれこれ地方で条例が作られてきたのも
このための下地作りだったのかもしれない。
条例案作成に警察関係者が絡んでいることも珍しくなかったからだ。

この結論ありきの状態のまま、法案が作成され、可決されれば
日本の表現と言論の自由は間違いなく死ぬ。
本格的な統制時代が始まるかもしれないのだ。
かつてのファシズムも同じ理由、方法で始まっているのだ。
そして、気づいた時には国民には手がつけられない状態にまでなったのがナチスだ。
国民はそんな国を望んでいるのだろうか?

ちなみに、少年犯罪は増加も凶悪化もしていない。
これは少年犯罪データベースを見れば一目瞭然だ。
実は少年犯罪の増加は1960年代にもまったく同じことが言われていたようだ。
そう、今、この国の中心になっている世代も同じことを言われていたのだ。
なぜ、同じことを繰り返そうとしているのか理解に苦しむ。

一方、性犯罪は規制強化のあと必ず増加している。
これは日本のみの話ではなく世界的に同様の現象が発生している。
規制が強化され、適用範囲が広がったからではない。
発生件数そのものが増加しているのだ。
このグラフを見ていくと、強姦そのものは減少しているのだが、
反面、児童への強制猥褻が1990年以降増加している。
ここに91年『有害図書追放運動』、94年『児童ポルノ禁止法』、
99年『児童ポルノ禁止法改正』を当てはめると増加のタイミングが
規制の後だということがわかるだろう。
(99年には桶川ストーカー事件があって警察の対応のマズさが浮き彫りになり
その結果、被害届を一律受理するようになったためグラフ上で急増したとも見られる)
規制で増加する反面、1950年代デンマークでは(成人)ポルノ解禁という
実験的な法を制定し、結果性犯罪の減少に成功している。
これを見ていく限りでは、現在の日本は悪化の一途を辿るだけだろう。
この問題はより多くの人が事実を認識し、
問題に向き合って行かなければ決して解決しないだろう。
過去から続くこの負の連鎖はいい加減ここで止めたいものだ。

最後に、ある人が発掘してきた詩を。
ドイツのルター派神学者、マルチン=ニーメラーの御言葉のオマージュのようだが…。

政府がネトゲ、同人を弾圧した時、私は不安に駆られたが、
自分は同人オタではなかったので何の行動も起こさなかった。
その次、政府はガンダム、エヴァ、スパロボを弾圧した
私はさらに不安を感じたが 自分はアニメを見ないので 何の抗議もしなかった
それから政府はバイオハザード ドラクエ マリオ と順次弾圧の輪を広げていった
その度に私の不安は増大したが それでも私は何も行動を起こさなかった
ある日ついに 政府はワンピースを弾圧してきた・・・
その日とうとうテレビ番組に規制がかかった 
そして私は一般人だった やっとのことで、行動に立ち上がった 
しかしその時はすべてが あまりにも遅かった

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