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2005年12月14日 (水)

NHK統計マジック

一昨日辺りNHKが行なった意識調査の結果を発表していた。
NHK世論調査で『小学生殺人関係の有効な対策』その結果がこれ。
ちなみに調査の対象になったのは1710人で、
このうち回答があったのは56%にあたる960人。

雑誌、ゲーム、ネットの規制強化 23%
性犯罪者への罰則強化 20%
地域の繋がり強化 20%
通学路の安全確保 18%
性犯罪者情報の提供 13%

これ観たオレの第一声が『は?』だった。
雑誌、ゲーム、ネットの規制強化が一位だったからではない。
雑誌、ゲーム、ネットをひとくくりにしておきながら『防犯意識・強化』でまとめられそうな
3~5番目がなぜか個別になっている点。
もちろんこの3つをひとくくりにすれば51%でダントツになるし、
雑誌、ゲーム、ネットを別個にすれば性犯罪者情報の提供以下の位置付けになる。
印象操作…というより恣意的な情報操作といってもいいだろう。
不自然にも程がある。
さらに上位2つは『自分たちには関係なく、楽に安心感を得られる方法』で
下3つは『自分たちにも関係する、メンドクサイ厄介な方法』に分けられる。
実は子供を守る気がないのか、
それとも規制のために子供を盾にして利用しているのか、
この統計結果を見る限りではそう疑問に感じざるを得ない。

なお、小学生以下の子供をもつ親(統計全体の20%)に絞ると違う結果が出る。

雑誌、ネットの規制強化 14%
性犯罪者への罰則強化 25%
地域の繋がり強化 17%
通学路の安全確保 24%
性犯罪者情報の提供 17%

世代間格差が顕著に出たともいえる。
子供を守りたいと思うなら、自分たちから動いた方が確実ということだろう。

急ぎ書き上げたので詳しいことはまた後日に…。

追記:
帰ってきたので追記。
ついでに引用、抜粋部分はより分かりやすいように文字色を緑色にしてみる。
どうやらこのアンケートに疑問を感じた人がNHKに電話したらしい。
以下、その人の書き込み内容。

遅ればせながら、NHKに世論調査の件で電凸しました。

「子供を狙う犯罪を減らすには」の問いに対する回答は、
NHKの方であらかじめ5つの選択肢を用意していたそうです。
複数の担当者が話し合って、項目を決めているそうです。

雑誌・ゲーム・ネットが関係してるという情報もないのに、
規制を項目に入れたことを非難し、
今後この調査を他の番組(日曜討論とか)につかわないように要望をしました。
相手は「必ず担当者に伝える」とこと。

もう、GJとしか言いようがない。
この人が電凸したのを知らなかったからオレもこの件に関してNHKにメール入れちゃったよ。
NHKがこんな恣意的な内容のアンケート取るようになるとは…。
先はますます暗い…かな。

せんだってさん曰く。

つまり、この調査方法では【日中に家に居て】【固定電話に出て】
【NHKの調査だといわれても素直に返答した人】という
《条件の絞り込み》がなされた後の結果である。

ああなるほど、ちょっと納得した。
家にいる人といえば、主婦やっている人か高齢者がその中心。
世代間格差の激しい中、マスコミの妄言に日常的に晒されてしまった高齢者が
アンケートに多いとなると、この結果は成る程とも思える。
だって若い世代の子を持つ親に限定したら結果があんなに変わったし。
今、子供をもつ親が本当に求めている安全と
高齢者が求めている安全の内容に食い違いが生じていると見るべきか。
効果があるかどうかわからない規制論より
具体的に子供を守る手段を求めるのは親として自然なことだ。
楽な道(規制)に流れた90年代~のツケが今になってきているのだとしたら、
子供を守るのは決して容易ではないかもしれないが、
それでも子供のために寒空の下に立つ人たちにエールを送りたい。

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